けむりの軍団(劇団新感線)

新感線は、『乱鶯』以来。

すごくすごく、楽しみにしていた。

でも、タイトルの意味も内容もあまりわからず

事前にググったりもしなかったので

内容がわからなかったらどうしよう、と

心配してた、けど

 

 

 

それは無用でしたー(^^)

さすが新感線!

本当はすごく難しい話だし

会話劇でもありミュージカル?でもあるしで

情報量は半端ないのだが

そこはやはり新感線、だし、いのうえ歌舞伎❤︎

 

 

 

始まる前から緞帳前に垂らされたスクリーンにワクワク。

案の定、そのスクリーンはメチャクチャ働いてた。

そしていつものド派手な音と光。

テレビや映画じゃ、味わえないこれ!!

 

 

ストーリーは

簡単に言えば

和風破茶滅茶、走れメロス、だな。

仲間を助けるために

五日以内にある人物を連れてこなくちゃいけない。

が、その人物は曲者で

さらにそこに人質として嫁がされたお姫様と

頼りない家臣が加わって…

みたいな感じ。

 

 

始まるとすぐに、タイトルの意味がわかる。

タイトルのセンスの良さも

乱鶯と共に、私は好き。f:id:marchsnow2:20190802094329j:image

 

 

 

安定の魅力的な古田新太

殺陣がかっこよすぎて、でも

話し下手設定が可愛らしい早乙女太一

こんなに動けたのか!と驚きの清野菜名

子役から立派な役者に変容した須賀健太

そして顔芸が半端ない舞台役者、池田成志

 

 

個人的には

歳を重ねて怖いものがなくなっていく高田聖子が、

私のセンセイって感じがする。

 

 

舞台のヒトって、反射神経が違うと思う。

その日の客席の空気を

良い意味で『読む』。

それは本能なのか、経験なのか。

でも、多分人に教えられる類いのことではないことだけはわかる。

盗む、ってことかもしれない。

確かに上手い人と演ると

全体が上がったりするしね。

 

 

 

受け取ったメッセージもたくさん。

宿命とか、自由とか、平和とか。

それを表現するのに昔の時代を使うのは

もしかしたらとてもフィットしてるのかもしれない。

 

 

 

新感線は、絶対に期待を裏切らないなぁ。

それは、ものすごいこと。

舞台にしかできないことを

真摯にやってるからだ。

倉持さん、いのうえさん、ありがとう😊