新感線は、『乱鶯』以来。
すごくすごく、楽しみにしていた。
でも、タイトルの意味も内容もあまりわからず
事前にググったりもしなかったので
内容がわからなかったらどうしよう、と
心配してた、けど
それは無用でしたー(^^)
さすが新感線!
本当はすごく難しい話だし
会話劇でもありミュージカル?でもあるしで
情報量は半端ないのだが
そこはやはり新感線、だし、いのうえ歌舞伎❤︎
始まる前から緞帳前に垂らされたスクリーンにワクワク。
案の定、そのスクリーンはメチャクチャ働いてた。
そしていつものド派手な音と光。
テレビや映画じゃ、味わえないこれ!!
ストーリーは
簡単に言えば
和風破茶滅茶、走れメロス、だな。
仲間を助けるために
五日以内にある人物を連れてこなくちゃいけない。
が、その人物は曲者で
さらにそこに人質として嫁がされたお姫様と
頼りない家臣が加わって…
みたいな感じ。
始まるとすぐに、タイトルの意味がわかる。
タイトルのセンスの良さも
乱鶯と共に、私は好き。
安定の魅力的な古田新太。
殺陣がかっこよすぎて、でも
話し下手設定が可愛らしい早乙女太一。
こんなに動けたのか!と驚きの清野菜名。
子役から立派な役者に変容した須賀健太。
そして顔芸が半端ない舞台役者、池田成志。
個人的には
歳を重ねて怖いものがなくなっていく高田聖子が、
私のセンセイって感じがする。
舞台のヒトって、反射神経が違うと思う。
その日の客席の空気を
良い意味で『読む』。
それは本能なのか、経験なのか。
でも、多分人に教えられる類いのことではないことだけはわかる。
盗む、ってことかもしれない。
確かに上手い人と演ると
全体が上がったりするしね。
受け取ったメッセージもたくさん。
宿命とか、自由とか、平和とか。
それを表現するのに昔の時代を使うのは
もしかしたらとてもフィットしてるのかもしれない。
新感線は、絶対に期待を裏切らないなぁ。
それは、ものすごいこと。
舞台にしかできないことを
真摯にやってるからだ。
倉持さん、いのうえさん、ありがとう😊