『ギンテツ』芝居塾2021

教え子イツキが出るので、

コロナ禍だけど観に行った。

イツキにとっても思い出の

青少年センター。

(といっても今回は2回のHIKARIホール。

 ここもまた小劇場風で私は大好き。)

 

終演した後会ったモモカとラマは

「イツキだったー❗️」って言ってて

私もそう思った、けれど

いい意味で、イツキ、変わったとも思った。

中学生の頃は

自己主張があんまりなくて

演劇が大好きなのは伝わるんだけど

もっと自分に自信をもって

自分を出せばいいのにな、と思ってた。

今日の舞台では

セリフのあるところもないところも

ずっと途切れずその世界観の中にいて

芝居の一部になっていた。

それは本当にすごいこと。

成長したね、イツキ。

 

そして私は、色々考えた。

役者の器、みたいなこと。

 

ジョバンニ演った子がね、

何となく 

透明なガラスの器みたいだったの。

普通、役者ってキャラの中に自分が混ざる。

演じてても素の自分が透けて見える。

だけど、その子は違ってた。

透明な器の中に

ジョバンニの気持ちだけを入れてた。

私は、あの子の演技と存在そのものが

好きだと思った。

多分とても若い。

けれどいつも思う。

年齢は全く関係ない。

どんなに自分よりうんと若くても

素直に尊敬してしまう。

私は

あんな風に真っ直ぐに演技をしたいな。

 

 

イツキ、ありがとう。

すごく素敵な舞台を観せてくれて。

続けてね。