ジュニアコンテスト

今年のウチの発表が、終わった。

『三本脚の猫』。

自校が『いちご・いちえ』を演った時に

初演だった作品。

 

 

私立の女子校の狭い世界の中で起こる

いじめの構図が、

ひとりの転校生によって次第に形を変えて

最後は

一人ひとりが自分に向き合い

本当の自分を取り戻していく物語。

 

 

 

やればやるほど面白く

たったひとりの観客にしか伝わらなかったとしても

このセリフでこう反応する、

この場面ではこんなふうに動く、って

みんなで演出プランを立てた。

 

 

あと、

ガヤが得意なウチらしく

ガヤきっかけで場面転換をしたりもした。

 

 

ここまで来るには

どこもそうだけど色々あったし

当日に至っても尚

完璧には出来上がったとは言えなかったけれど

 

 

終わってみれば、いい発表ができた気がする。

照明でお世話になってるY先生には

今日の中で一番!

よくここまで上手くなったね、って

声をかけていただけたし

舞台でお世話になってるA中のI先生には

舞台監督がとてもよく仕事してた、

高校演劇でもなかなかここまではできない、

ってほめていただけた。

 

明日の結果を待たずして

既にもう、たくさんの賞をいただけたような

嬉しい気持ち。

 

ありがとうございます。

そんな言葉をくださって。

 

 

 

3年くらい前に

その時の講師のマナブさんから

「まぁちちゃんのやりたい方向がわかってきたよ、このまま進むといいよ」って言われて

その時はわからなかったの。

え?私のやりたい方向?

って、そんなのあったっけ?って。

 

だけど今はわかる。

 

そうです。

これが私が作りたかったお芝居。

私より先に

マナブさんには見えていたんだなって。

 

 

等身大の

そこら辺にあるリアルで小さな

だけど直面しているものにとっては切実な

そんな世界を

丁寧に描きたい。

 

そう、思う。

そしてそれは今回、

できてたと思う。

だからもう、本当に幸せ。

 

そして。

今回の講師の一人、ハタノ氏が

何と私のことを覚えていてくださったのも

ありがたく素敵な再会でした。

ハタノ氏にはかつて

演劇活動をしてた時に

スロウモーションをひたすら習う、みたいな

ワークショップ的なことで

お世話になったのでした。

懐かしく、大好きな思い出。

 

 

 

そして今年の部活も終わる。

ありがとう、みんな。

こんな気持ちをくれて。

ゆっくり休んでまた来年

一緒に進んでいこうね。

お疲れ様でした!