今年は、自分の学校のことだけではなく
地区全部のことを考えなくちゃいけなかった。
コロナ禍での幹事は、想像以上に大変だった。
計画してた時は落ち着いていたから
初めは、今年こそ従来のように
みんなで見せ合う形に戻そうと思ってた。
多くの人がどうすれば安全に昼食を摂れるか、
座席を固定席にすれば、より安全か、
とにかく色々考えて、変えて、提案して。
やっと通ったそのプランは
7月中旬に全面的に変更。
やっぱり今年も、最低限の観客にしか、
見せられない。
そのあとは、毎日、FAXの嵐。
各顧問の先生方には
ちょっとうるさかっただろうと思うくらいに。
だけど、そうしている間にも
感染者は毎日増えていくから、
毎日焦ってたし、
毎日いろんな学校から連絡が入り
不参加を告げる学校も出た。
それが副幹事校の学校で、
なんとも言えない。
今までの練習を思うと。
だけどみんな、明日は我が身だった。
毎日毎日、全体のことを考えながら
自分の部活の健康ばかり気にしてた。
で、当日。
ところが、パートナーとなる副幹事の顧問が
お一人はすごくいい方なんだけど妊婦さん、
無理はさせられない、
もうお一人は、非協力的、というか…
で、ほぼ幹事校だけで
回さなくちゃいけない感じになって、
（だけど副顧問のナイティ先生は
雇用の関係で給料が発生しない日も
全面的にサポートしてくれて
本当に頼りになりました。）
とにかく終わるまでずっと気が張っていたし
今年は
自分の学校の発表どころじゃなかった…。
そんな中だけど
ちょっとしたミスはいつも通りあったし
完璧ってわけにはいかなかったけど
私的には去年よりスッキリしている。
音と、光が、わりとイメージ通りにできたし
ト書きに忠実にできた気がする。
踊りながら片付けて去る
つむじ風のように周りを取り囲んで話し出す
そんなト書きが、どうすればできるんだろう。
って思ってたけど
何とか形にできた。
結果は
優秀賞。
去年の最優秀賞、には及ばなかったけど
数人の不参加者を出しながら
舞台に上げることができた時点で
今年はみんな、どの学校もコロナに
『勝っている』のだと思う。
今日からゆっくりしよう。
ずっとずっと
このことばかり考えていたから。
のんびりしよう。
私の
最後の夏休みは今日始まる。
