息子夫婦に誘われて、
初めて唐十郎の芝居を観た。
場所は、鬼子母神の境内、テントの中。
唐組『ビニールの城』。
アングラのイメージ、
難解なんじゃないかなっていう思い込みが
あったから
ストレートなメッセージや
わかりやすい言葉遊びに
ビックリした。
昔、芝居はみんなこうだったんだろうな、
と思えるテント。
終わったら役者さんたちもわらわらと出て来て
客と渾然一体となって
余韻を楽しむ。
芝居の理想の形をしている
と思った。
ものすごい純愛。
目の前のものにちゃんと相対せよ、
とつきつけられるメッセージ。
そしてラストの境内を借景とした
美しい去り際。
終了後は
息子夫婦行きつけの中華屋さんで
食べて飲んで。
幸せだった。
すごい贅沢な時間を過ごした。
ありがとう、ふたり!